欠損歯への選択としてインプラントを選ぶ理由
歯を失った時、いくつかの治療の選択肢がございます。
そのままにしておくと、さらに他の歯を失ったり、噛み合わせが悪くなる事で身体全体への影響も引き起こします。
各治療のメリットやデメリットは以下の通りです。
ブリッジ隣接する歯を削り、橋をかけるように人工的な歯を固定します。
- メリット
- 保険内診療なので患者様のご負担が少ないです。
また入れ歯と比べると噛みやすく、付け外しの違和感がありません。
- デメリット
- 隣接する削らなくていい健康な歯を削ることになるので、健康な歯に負担をかけることになります。
入れ歯人工の入れ歯を作成し、バネやインプラントで固定します。
- メリット
- 周囲の健康な歯へかける負担がブリッジよりも少ないです。
多数の歯の欠損時も対応する事ができます。
- デメリット
- 噛む力が一割程度になります。
取り外し、つけた時の違和感を感じる方が多いと思います。
インプラント顎の骨に人工歯根を埋め込み、人工の歯を取り付けます。
- メリット
- 通常の歯と同じ構造をしているので、周囲の歯へは負担がありません。
同様に欠損前と変わらない力で噛む事ができます。
- デメリット
- 自費治療になるため、一本にかかる治療費が他の診療と比べて非常に高価になります。
通常の歯と同じ仕組みであるため、きちんとセルフケア・定期検診を行わなければ、一生使い続けることは出来ません。
インプラントの魅力
自然歯と同じ力で噛むことが出来る
インプラントは自然歯と同じ構造をしているので、自然歯と同様に噛む事が出来ます。
他の治療法では、隣接した周囲の自然歯で人工歯を固定します。その為、今まで通りの力で噛むことが出来ません。
残った自然歯を守ることが出来る
インプラントは顎の骨に人工歯根で固定します。
その為、固定の際に周りの歯に負担をかけることがありません。
ブリッジでは固定するために健康な歯を削る必要があり、残せる筈だった歯をも失う事になります。
審美性が高く、綺麗な口元に
周囲の歯に固定することが無いので、外見上は欠損前と同じ様に見せる事ができます。
いつまでも美しい口元で、健康的な笑顔でいる為にも歯の健康は欠かせません。
インプラント治療の注意点
一生ものではありません
「インプラントは人工的な歯なので、ケアやメンテナンスなくずっと使える歯だ」と考える方も多いかと思います。しかし、インプラントは自然歯と同じ構造をしているために、自然歯と同じ様に欠損のリスクがあります。
必ず定期検診・メンテナンスの受診をお願いしております。
虫歯・歯周病にならないために
インプラントと周囲の歯の間や、人工歯と歯肉の間も、自然歯と同じ様に虫歯リスク・歯周病リスクがございます。
日々のセルフケアや、セルフケアで取りきれない歯垢・歯石をプロフェッショナルクリーニング(染め出しによる歯磨き指導・PMTC)による予防歯科の実施が必要です。
インプラントが壊れたら
きちんとケアすることで、継続してインプラントを守っていく事ができます。
当院では、インプラント手術後、しっかりと定期検診・メンテナンスを受診してくださっている方にのみ、保障制度を行なっております。
歯科用CT
![歯科用CT](https://perio-implant-office.com/wp-content/themes/twentysixteen_child/img/pc/page/about/flow_03.jpg)
![歯科用CT](https://perio-implant-office.com/wp-content/themes/twentysixteen_child/img/pc/page/about/flow_04.jpg)
全ての撮影において患者さまのことを考え抜いた3Dパノラマレントゲンです。超低被曝撮影モード「Low Dose Technology(LDT)」を搭載。
情報量の多い3D撮影をデンタルやパノラマとほぼ同等の被曝線量で撮影が行えます。
また、エンドモードを選択することで最小スライスピッチ85μmでの撮影が可能です。
(50×50㎜のみ対応)
プレミアムクオリティな画像診断で更なる上質な医療をお届けします。・ADC機能(自動照射線量調整機能)
・ASC機能(自動頸椎調整機能)
・マルチレイヤー機能
・AFC機能(自動軟組織フィルター)
上記機能により、鮮明な画像をお届けします。
あらゆる症例に対応する3Dの豊富な撮影範囲と撮影モード<φ50×50>
・歯内療法、埋伏歯抜歯、局所インプラント
<φ78×61>
・ぺリオ、上顎洞診査
<φ78×78>
・サージカルガイド連携、上下顎埋伏歯
<φ150×78>
・両顎TMJの同時診査、上下顎及び左右埋伏歯
・気道
<φ150×130(オプション)>
・矯正、顔面の再建
静脈内麻酔の紹介
インプラント手術は、基本的に局所麻酔を使用します。
全身麻酔は、呼吸管理の必要性やリスク・副作用があるため、基本的には使用しません。
しかし、局所麻酔だけで手術を行うことは、痛みは軽減できても、恐怖や不安、緊張などストレスは感じます。
治療中の医師の声やドリルで骨を切削する音が聞こえてくるのです。
インプラント治療をより快適に受けていただくために、当院では静脈内鎮静法併用による手術をおすすめしています。
静脈内鎮静法(セデーション)とは?
![静脈内鎮静法(セデーション)とは?](https://perio-implant-office.com/wp-content/themes/twentysixteen_child/img/pc/page/about/flow_15.jpg)
静脈内鎮静法とは、静脈から薬剤を点滴し、意識が薄れた状態を作る方法を言います。
虫歯治療などでも使用する局所麻酔は、痛みは軽減できますが、意識がハッキリしているため、不安や恐怖、緊張は軽減できません。
虫歯治療の、歯を削る「キーン」という音が苦手な人も少なくないと思いますが、痛みがなくても、音や振動が伝わってくるのは、大きなストレスになるものです。
![](https://perio-implant-office.com/wp-content/themes/twentysixteen_child/img/pc/page/about/flow_16.jpg)
静脈内鎮静法は、ウトウトとした半分眠っている状態を作るため、治療中のストレスを軽減できます。
そのため、静脈内鎮静法を使用してインプラント手術を受けた患者様は、
「目が覚めたら手術が終わっていた」
「手術時間が短く感じられた」
などと言います。
手術は局所麻酔を併用して行います。
静脈内鎮静法には、鎮静効果がありますが、痛みを抑える効果はありません。そのため。静脈内鎮静法と局所麻酔のどちらも使用して治療を行うのです。
このような患者様には静脈内鎮静法による手術をお勧めしています。
次に当てはまる患者様には、特に静脈内鎮静法による手術をお勧めします。
嘔吐反射が強い方
全身疾患をお持ちの方や
全身管理の元で治療が必要な方
治療に対する恐怖心が強い方(歯科恐怖症の方)
インプラントの埋入本数が多い方・
治療範囲が広い方
治療中に気分が悪くなったことがある方
気楽にインプラント治療を受けたい方
など
静脈内鎮静法のメリット・デメリット
メリット
意識が全くなくなるわけではないので、呼びかけに応じられる
全身麻酔のような呼吸管理が必要ない
全身麻酔とは異なり、入院の必要がない
血圧や心拍数が安定する
など
デメリット
麻酔からの回復は早いが、手術直後は眠気が残る場合がある
手術当日は自動車の運転や激しい運動はできない
アレルギーがある場合に、適用にならない場合もある
など
静脈内鎮静法の最大のメリットは安全性の高さ
静脈内鎮静法の最大のメリットは、安全性の高さと言えます。
安全性が高く、手術終了後は速やかに麻酔効果がなくなります。
また、静脈内鎮静法をより安全に使用するために、麻酔専門医が全身管理を担当し、
生体情報モニターで心拍数や血圧などを管理します。
当院のオペ室は、全身麻酔にも対応できる麻酔装置を完備し、
安全に麻酔の使用ができる環境を整えています。
静脈内鎮静法にかかる費用
![静脈内鎮静法にかかる費用](https://perio-implant-office.com/wp-content/themes/twentysixteen_child/img/pc/page/about/flow_17.jpg)
当院では、静脈内鎮静法を併用する場合には麻酔費用が別途かかります。
保険外診療(自由診療)で静脈内鎮静法を使用する場合には、
保険が適用になりません。 そのため、静脈内鎮静法についても、
歯科医院によって費用は異なります。